総合医学研究所 生命科学研究領域腫瘍生物研究分野Division of Tumor Biology

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研究室HP

細胞内外は脂質二重膜によって分け隔てられており、細胞は外部からの刺激を受容体などを介して受けることで、増殖、分化、細胞死、炎症などの生理機能を発揮している。この脂質二重膜の主要構成脂質であるセラミドやスフィンゴミエリンをはじめとするスフィンゴ脂質は、細胞外刺激に対する受容体の足場としてその応答を制御しているだけでなく、細胞内で生理活性を持っており、スフィンゴミエリンから加水分解を受けて合成されるセラミドが細胞死を誘導することが広く知られている。本研究分野では、スフィンゴミエリンやセラミドが関わる細胞生理機能の中で、増殖、接着、遊走、細胞死、オートファジーなどに着目し、その分子メカニズムを細胞レベルおよび個体レベルで解明し、スフィンゴ脂質とその合成経路を標的とする創薬や臨床応用へつながる研究を目指している。

お問い合わせ

TEL: 076-286-2211(内線3603) / FAX: / Email: matanigu@kanazawa-med.ac.jp

所属者紹介

講師

  • 谷口 真

主な研究業績

部門別研究業績

  • 谷口 真 “ウイルス感染におけるスフィンゴミエリン生合成の役割” 生化学, 90巻, 173-177, 2018.
  • Ohnishi T, Hashizume C, Taniguchi M, Furumoto H, Han J, Gao R, Kinami S, Kosaka T, Okazaki T “Sphingomyelin synthase 2 deficiency inhibits the induction of murine colitis-associated colon cancer” FASEB J, 31, 3816-3830, 2017.
  • Taniguchi M, Tasaki T, Ninomiya H, Ueda Y, Kuremoto K, Mitsutake S, Igarashi Y, Okazaki T, Takegami T “Sphingomyelin generated by sphingomyelin synthase 1 is involved in attachment and infection with Japanese encephalitis virus” Sci Rep, 6, 37829, 2016.
  • 谷口 真, 岡崎 俊朗 “セラミド代謝と造血器腫瘍” 血液内科, 73, 478-485, 2016.
  • Taniguchi M, Ogiso H, Takeuchi T, Kitatani K, Umehara H, Okazaki T “Lysososomal ceramide generated by acid sphingomyelinase triggers cytosolic cathepsin B-mediated degradation of X-linked inhibitor of apoptosis protein in natural killer/T lymphoma cell apoptosis” Cell Death Dis, 6, e1717, 2015.

主な外部研究資金

  • 平成29年~平成30年度 科学研究費助成事業 若手研究(B) 課題番号17K19205
  • 平成25年~平成28年度 科学研究費助成事業 若手研究(B) 課題番号25870853